インテリジェンス・ナウ
ウクライナ情報機関の「非ロシア化」が先決――暗号通信など筒抜け状態
ウクライナ情勢の出口が見えない中、ジョン・ブレナン米中央情報局(CIA)長官が4月12日、首都キエフを訪問した。
偽名での極秘訪問だったが、ロシアのメディアがすっぱ抜いた。そしてブレナン長官のキエフ訪問直後、ウクライナ治安部隊が東部ドネツク州スラビャンスクで市庁舎などを占拠していた親ロシア派グループの強制排除に着手した。
強制排除の「ゴーサイン」を出したのはCIA長官――とノーボスチ通信などロシアのメディアは非難した。もちろん、ホワイトハウスもCIAもこれを否定した。CIAスポークスマンは「長官がウクライナ当局に戦術的工作を督励するなどという主張は全くの誤り」と述べた。
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