インテリジェンス・ナウ
消えない「対イラン先制攻撃」の動き 反撃は「ホルムズ海峡封鎖」か
いつも歯に衣着せぬ発言をするラムズフェルド米国防長官が、三月二十三日の記者会見では超慎重だった。 国防総省詰め記者から「イラン(対策)は米国の長期的な対テロ戦争の一環か」と質問されたが、長官は口が重く、「イランの問題は国務省と大統領に任せようと思う」と逃げた。 イラン核問題の主管官庁は形式的には国務省だ。そして、ライス国務長官は「イランはイラクと違う」などと繰り返し、「外交的解決」を強調している。クリントン前政権の国務次官補でブッシュ政権にも知己の多いアインホーン戦略国際問題研究所(CSIS)上級顧問も「対イラン先制攻撃はイスラム社会の反発を招く」と軍事作戦に反対だ。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン