韓国で4月16日午前、修学旅行の高校生たちを含め推定476人の乗客乗員を乗せた旅客船「セウォル号」(6825トン)が珍島沖で沈没した。この事故は4月30日現在、死亡210人、行方不明92人という大惨事となった。事故発生以来2週間が過ぎ、行方不明者の生存の可能性は少なく、韓国全体が悲しみと、事故原因やその救助活動の不手際などに対する怒り、絶望に包まれている。
「2度とこんな国に生まれないで」
「姉さん、そして兄さん、もう2度とこんな国に生まれないでください」
「さようなら。 兄さんが、必ず悪い大人たちと最後まで戦って、2度とこんな悲しみが無いようにするから」
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