小泉純一郎首相は四月六日、首相在職千八百七日目を迎え、戦後歴代三位の長期政権を誇った中曽根康弘元首相の在職記録を抜いた。「ポスト小泉」を選ぶ九月の自民党総裁選まで無事務めれば五年五カ月。佐藤栄作の七年八カ月、吉田茂の七年二カ月に次ぐ長期政権ホルダーとして、小泉純一郎の名が日本政治史に刻まれる。「一人の平凡な人間がね、ここまでやってこれたのは、国民の多くの皆さんのご支援、ご協力と、あと運が良かったということでしょうね。いつも何かに守られている、国民が支持してくれている、運がいいと思いながら、精いっぱい頑張らなきゃいけないと思っています」。四日夜、前もって記者団から感想を求められた首相は「国民の支持」と「運」に謝意を表した。
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