盧武鉉の「日本叩き依存症」

執筆者:名越健郎 2006年7月号
エリア: アジア

 李承晩が買った釜に朴正熙が飯を炊き、全斗煥と盧泰愚が食い尽くすと、金泳三は釜を売ってしまった。金大中が借金して炊飯器を買ったが、盧武鉉がコンセントをさし間違えて故障した――。 歴代大統領を皮肉ったこのジョークが韓国のブログで流行っているらしい。内容的には「開発独裁」の朴正熙の評価がいちばん高く、支持率が20%台まで落ちこんだこともある盧武鉉の評価はまだ低いことになる。 韓国政界には「困った時の日本叩き」という格言がある。李承晩から盧武鉉まで、内政で危機に直面すると、日本を集中攻撃し、目先を変えて危機を突破するという独特のやり方だ。しかし、盧大統領の反日は執拗かつ集中的。他の歴代大統領とは異質である。

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執筆者プロフィール
名越健郎(なごしけんろう) 1953年岡山県生まれ。東京外国語大学ロシア語科卒業。時事通信社に入社、外信部、バンコク支局、モスクワ支局、ワシントン支局、外信部長、編集局次長、仙台支社長を歴任。2011年、同社退社。拓殖大学海外事情研究所教授。国際教養大学特任教授を経て、2022年から拓殖大学特任教授。著書に、『秘密資金の戦後政党史』(新潮選書)、『ジョークで読む世界ウラ事情』(日経プレミアシリーズ)、『独裁者プーチン』(文春新書)など。
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