敵に接吻を贈れ

執筆者:名越健郎 2006年11月号
エリア: 北米

 11月7日の米国の中間選挙は2008年の大統領選の前哨戦。大統領選ではブッシュ大統領が退陣、チェイニー副大統領も出馬しないとあって、1952年以来初めて現職の正副大統領がいずれも出馬しない異例の選挙となる。 中間選挙で民主党が上下両院の過半数を制するなら、ヒラリー・クリントン上院議員ら民主党候補への追い風となり、政権交代の可能性が強まろう。 防戦のブッシュ大統領は「イラク民主化に失敗すればテロリストが米国を攻撃する」「民主党が勝てば必ず増税する」とテロと増税という2つの危機を煽っている。2002年中間選挙、04年大統領選で奏功した古い戦術が三たび成功するかどうかが焦点だ。

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執筆者プロフィール
名越健郎 1953年岡山県生れ。東京外国語大学ロシア語科卒業。時事通信社に入社、外信部、バンコク支局、モスクワ支局、ワシントン支局、外信部長を歴任。2011年、同社退社。現在、拓殖大学海外事情研究所教授。国際教養大学東アジア調査研究センター特任教授。著書に『クレムリン秘密文書は語る―闇の日ソ関係史』(中公新書)、『独裁者たちへ!!―ひと口レジスタンス459』(講談社)、『ジョークで読む国際政治』(新潮新書)、『独裁者プーチン』(文春新書)、『北方領土はなぜ還ってこないのか』(海竜社)など。
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