「世界の東証」をめざす西室泰三の漸進

執筆者: 2007年3月号
エリア: 日本

世界的な取引所再編にとり残されじとようやく一歩を踏み出したが、課題は山積。さてこの男に成し得るのか。「どうして東京特派員ばかりが取材するのだ」「メイン担当はニューヨークだぞ」「いや、ロンドンにかませろ」 米ウォールストリート・ジャーナル、英フィナンシャル・タイムズ、独ヴィエルトシャフト、仏レゼコー。ここ数カ月、欧米の主要経済メディアでは、ある日本人への「取材権」をめぐり記者同士のさや当てが繰り広げられている。東京証券取引所社長の西室泰三(七一)だ。 東証はこの一月末に米ニューヨーク証券取引所や電子証券取引所アーキペラゴを運営するNYSEグループとの業務提携を決めたばかり。他の取引所との包括的提携は初めてだが、その余韻も醒めやらぬうちに、今度は米シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)と英ロンドン証券取引所(LSE)を相手に提携交渉に入っている。

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