「中国牽制の意図はない」日米印の共同訓練

執筆者: 2007年4月号

 米・インドの海軍と海上自衛隊艦艇による共同訓練が四月上旬に日本近海の太平洋で実施されることが決まった。 訓練は、昨年十二月の日印首脳会談での関係強化の合意に基づくものだが、インドは東南アジアを舞台に中国との間で激しい「覇権争い」を演じており、経済に加えて軍事面でも存在感を高めたいインドと、「対中国で警戒感を強める日米」の思惑が一致したことが背景にあると見られている。インドはミャンマーでの資源開発、経済支援でも中国とつばぜり合いを演じ続けてきた。 むろん、日本の防衛省は「今回の共同訓練に中国牽制の意図はない」と建前論を述べているが、外務省は「日米の軸にインドも参画したいとの意向の表れ」と見ている。

カテゴリ: 国際 外交・安全保障
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池内恵の中東通信

池内恵(いけうちさとし 東京大学教授)が、中東情勢とイスラーム教やその思想について日々少しずつ解説します。

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