まさしく発想の転換。電柱に中継機をつけなくても、無線通信網が構築できる。もし、会員がどんどん増えていけば――。「あの会社にはグーグルやスカイプもついている。もしかすると大化けするかもしれない」 いま、インターネットの世界は、ユーザーを主役とする「Web2.0」の時代に移行しつつある。その発想を無線通信ビジネスに大胆に持ち込んだ英国企業が、昨年、日本に上陸した。日本法人のスタッフは四十人程度。しかも、本格的なサービス開始からわずか六カ月しか経っていないというのに、監督官庁である総務省の幹部は関心を隠さない。
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