“改札口”を通すほど「食の安全」は高まる

執筆者:一ノ口晴人 2008年4月号
カテゴリ: 社会
エリア: 日本

「私が作りました」とほほ笑む農園主の写真は食品の安全を保証しない。食品の“足跡”の徹底的な記録こそが過失や悪意を見つけ出す。 ギョーザの農薬混入事件を受け、日本では中国製食品に対する不安がますます高まっている。事件の最大の問題点は「犯人」を特定できていないこと。それゆえ、抜本的な再発予防策を立てられないまま工場は「全面閉鎖」され、流通段階では少しでも関係のありそうな製品を「全品回収」し、あまり関係がないと思われる商品まで検査するため納品が滞るという事態を招いている。まるで暗闇でふいに殴られ、やみくもに手を振り回しているようなものだ。

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池内恵の中東通信

池内恵(いけうちさとし 東京大学教授)が、中東情勢とイスラーム教やその思想について日々少しずつ解説します。

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