「運転手はキミだ、首相はボクだ」

執筆者:名越健郎 2008年6月号
エリア: ヨーロッパ

 メドベージェフ大統領(42)、プーチン首相(55)が統治するロシアの「双頭政治」がスタートした。ロシアの国章「双頭のワシ」は、東ローマ帝国や帝政ロシア・ロマノフ王朝の紋章であり、ユーラシアにまたがるロシアが、欧州とアジアを支配するという意味合いが込められている。 メドベージェフ氏はサンクトペテルブルク時代から17年間プーチン氏の部下で、主従関係は変わらない。プーチン氏はバックシート・ドライバーとして方向を指示し、運転手も行き先を尋ねそうだ。プーチン氏が「代われ」と言えば、いつでも運転を交代するだろう。

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執筆者プロフィール
名越健郎 1953年岡山県生れ。東京外国語大学ロシア語科卒業。時事通信社に入社、外信部、バンコク支局、モスクワ支局、ワシントン支局、外信部長を歴任。2011年、同社退社。現在、拓殖大学海外事情研究所教授。国際教養大学東アジア調査研究センター特任教授。著書に『クレムリン秘密文書は語る―闇の日ソ関係史』(中公新書)、『独裁者たちへ!!―ひと口レジスタンス459』(講談社)、『ジョークで読む国際政治』(新潮新書)、『独裁者プーチン』(文春新書)、『北方領土はなぜ還ってこないのか』(海竜社)など。
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