【インタビュー】穂坂邦夫(NPO法人地方自立政策研究所代表・前埼玉県志木市長) 歴史的使命を終えた教育委員会の解体を
いったい教育委員会とは何なのか。公正中立を装いながら、その実は教育界の“身内”の論理に染まり、「口利き」まで罷り通る。義務教育を立て直すには、まずこの存在から正すべきではないか。 教育の現場という、もっとも不正があってはならないところで不正が行なわれていた。大分県の教員採用に絡む汚職事件だ。本来の合格者の点数を削るなど、得点を改竄してまで自分の子を教師として採用してもらう見返りに一人あたり百万円の金券を受け渡しして贈収賄の罪で起訴されたのは、県教育委員会ナンバー2の元教育審議監、その下の元参事二人と小学校教頭である。
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