インド「高度人材」を活用できない日本企業

執筆者:出井康博 2009年1月号
エリア: アジア

 二〇〇九年一月二十九日、日本に「シリコンバレー」がやってくる。IT(情報技術)分野で成功を遂げた在米インド人たちが創設した世界最大の起業家支援組織「インダス起業家協会」(TiE)の日本支部が発足するのだ。 一九九二年にシリコンバレーで産声を上げたTiEは、世界に広がる印僑(海外在住インド人)ネットワークと連携して拡大してきた。現在では、米国のみならず欧州、アジアの十一カ国に五十二支部を構える。直接の資金提供こそしないが、様々な助言や人脈づくりによって、過去に数千社の起業をサポートしてきた。 なぜ、いまTiEは日本に進出してくるのか。その背景には、東京で小さなコンサルティング会社を営むインド人青年の存在がある。

カテゴリ: 政治 経済・ビジネス
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執筆者プロフィール
出井康博 1965年、岡山県生れ。ジャーナリスト。早稲田大学政治経済学部卒。英字紙『日経ウィークリー』記者、米国黒人問題専門のシンクタンク「政治経済研究ジョイント・センター」(ワシントンDC)を経てフリーに。著書に、本サイト連載を大幅加筆した『ルポ ニッポン絶望工場」(講談社+α新書)、『長寿大国の虚構 外国人介護士の現場を追う』(新潮社)、『松下政経塾とは何か』(新潮新書)など。最新刊は『移民クライシス 偽装留学生、奴隷労働の最前線』(角川新書)
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