年間3000万人もの観光客が訪れるワシントンの国立美術館・博物館。その使命とは何か。 米国の首都ワシントンを訪れる人なら、一度は足を運びたい観光スポットにスミソニアン協会の美術館や博物館を挙げるのではないだろうか。 米国会議事堂からリンカーン・メモリアルまでを直線で結ぶ一帯――インディペンデンス通りの北側からコンスティテューション通り南側までと、三番街から十四番街までの長方形に似た大空間――に、スミソニアン協会の美術館・博物館は整然と収まっている。 ここは通称「モール」と呼ばれ、市民に親しまれている。
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