ゲーム機市場の戦いに賭ける大川功の「企業家精神」

執筆者:喜文康隆 2000年5月号
タグ: 日本

「経営者は孤独なもんでっせ。逃げられない、オーナーはね。若い連中は分かってないかもしれない。みんな、お金の有限性というのが分からない。お金儲けたら、何でもできる、と思ってるようだけど、そうでもないですよ」「お金で人の心は買えないけどね、人の心をつかんだら、お金は儲かるんです」 若者向けの人気雑誌「ブルータス」の五月十五日号で、大川功CSK会長がそう語っている。どきっとさせられる、生々しいインタビューである。虫のいいシナリオ 大川功はベンチャーの世界では立志伝中の人物である。CSKの創業者にしてオーナー。一方、関連会社を含め四〇%近い株式を保有するセガ・エンタープライゼスの会長として、ソニーの「プレイステーション」の対抗機種である「ドリームキャスト」戦略の最前線に立っている。

カテゴリ: 経済・ビジネス
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