携帯電話のiモードや情報家電など、パソコン以外の機器でインターネットを閲覧するためのソフトで八割のシェアを握るのがACCESS(東京・神田神保町)。搭載機種はすでに九十種、一千八百万台を超え、iモードの急速な普及と共に閲覧用ソフト「NetFront」と「Compact NetFront」はデファクトスタンダードの地位を獲得しようとしている。 ACCESSの創業者であり社長を務めるのが荒川亨(四一)。そして共同創業者で副社長を務めるのが鎌田富久(三九)だ。荒川がマネジメントを担当し、鎌田が技術開発を担当してきた。二人はかつての本田宗一郎と藤沢武夫のコンビを彷彿とさせる二枚看板だ。
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