四月六日の金曜日、広島で今年初めて行なわれた広島―巨人戦を、球場で見た観衆の数だ。注目の上原―阿部バッテリーの初登場なのに、テレビの中継を見ていても「いやにがらがらだな」と判るほど空いていた。去年広島市民球場では巨人戦が十四試合行なわれているが、九月十九日火曜日の一四〇〇〇人が最低。今年は初日からそれを下回った。天候も悪くはなかった。お寒い数字はまだある。テレビのドル箱番組である巨人戦の視聴率が、今年低いところでは二%台となった。Jリーグ発足時の「大サッカー人気」のころを一時的ながら下回った。
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