明治二十一年=七万一、三一四 明治二十二年=一万五、八五九 昭和二十年=一万五二〇 昭和三十六年=三、四七二 平成十三年現在=三、二二三 基礎的自治体と言われる市町村数の変遷である。この数字がここ二、三年のうちに劇的に減少することになる。明治、昭和に続く「平成大合併」の大波が押し寄せようとしているのである。 慣れ親しんだ町名、市名が消える。身近な行政サービスをする役所が変わる。そういった変化だけではない。 市町村が大きくなっていき、その役割が増すと、都道府県の役割は縮小することだろう。行政の仕事は、霞が関から県庁へ、県庁から市町村の現場へと移されていく。そうなれば、やがて都道府県の合併も現実的になり、道州制の導入も地平線上に浮上する。
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