クオ・ヴァディス きみはどこへいくのか?

FBI「現場」からのある告発

執筆者:徳岡孝夫 2002年7月号
エリア: 北米

 一度あったことは二度あってもおかしくない。アメリカは、まだビン・ラディンを仕留めていない。テロの第二撃があるとすれば七月四日、独立記念日ではないか? そういう憶測が、向こうの新聞にチラホラ出ている。むろん当たるも八卦当たらぬも八卦ていどの話である。 場所は? べつにワシントンでなくていい。ニューヨークの証券取引所、シカゴの穀物取引所、ハリウッド、ディズニーランド等々、アメリカにとって象徴的な意味ある目標なら何でもいい。FBI(米連邦捜査局)とニューヨーク市警は、自由の女神像の警備を強化したという。

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執筆者プロフィール
徳岡孝夫(とくおかたかお) 1930年大阪府生れ。京都大学文学部卒。毎日新聞社に入り、大阪本社社会部、サンデー毎日、英文毎日記者を務める。ベトナム戦争中には東南アジア特派員。1985年、学芸部編集委員を最後に退社、フリーに。主著に『五衰の人―三島由紀夫私記―』(第10回新潮学芸賞受賞)、『妻の肖像』『「民主主義」を疑え!』。訳書に、A・トフラー『第三の波』、D・キーン『日本文学史』など。86年に菊池寛賞受賞。
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