動き始めた北東アジア開銀構想 日本が困る「ADB」との棲み分け

執筆者: 2002年12月号
エリア: 日本

 日本と北朝鮮の国交正常化交渉は暗礁に乗り上げているが、北朝鮮の経済改革支援をはじめ北東アジアのプロジェクトファイナンスを担う「北東アジア開発銀行」の設立構想が水面下で動き始めた。フィリピンのマニラに本拠を置くアジア開発銀行(ADB)の北東アジア版となる。日本、中国が二大資金供与国となるほか、東南アジア諸国連合(ASEAN)各国や豪州、米国なども資金を出す計画。第一号の案件は、国連開発計画(UNDP)が推進している、中朝露三カ国の国境を流れる豆満江開発プロジェクトになる見通し。サハリン沖の天然ガスを朝鮮半島、中国に供給するための広域パイプライン計画も「有望な融資先」(関係者)になる。

フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
この記事をSNSにシェアする
執筆者プロフィール
クローズアップ
キャリア決済のお申し込み
フォーサイトのお申し込み

池内恵の中東通信

池内恵(いけうちさとし 東京大学教授)が、中東情勢とイスラーム教やその思想について日々少しずつ解説します。

クローズアップ
  • 24時間
  • 1週間
  • f
back to top