インテリジェンス・ナウ
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イラク攻撃を目前にロシア情報機関の「秘策」とは

 イランの最高指導者ハメネイ師に近い日刊紙『エンテハーブ』が年明けの一月二日、意外なニュースを報じた。フィッシャー・ドイツ外相がハラジ・イラン外相との電話会談で、ブッシュ米政権はプーチン・ロシア大統領の助けを得てフセイン・イラク大統領を無血で打倒するクーデターを模索している、と明かしたというのだ。 ドイツ外務省は両外相が電話で会談したことは認めたが、その内容の確認は拒否した。実はブッシュ政権は、イラクでフセイン打倒クーデターが起きることを半ば期待してはいるのだが、米国務省のバウチャー報道官は「具体的な提案を積極的に推進していることは関知していない」と述べるにとどまった。だが、米独両政府とも報道内容を全面否定しなかった。

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執筆者プロフィール
春名幹男 1946年京都市生れ。国際アナリスト、NPO法人インテリジェンス研究所理事。大阪外国語大学(現大阪大学)ドイツ語学科卒。共同通信社に入社し、大阪社会部、本社外信部、ニューヨーク支局、ワシントン支局を経て93年ワシントン支局長。2004年特別編集委員。07年退社。名古屋大学大学院教授、早稲田大学客員教授を歴任。95年ボーン・上田記念国際記者賞、04年日本記者クラブ賞受賞。著書に『核地政学入門』(日刊工業新聞社)、『ヒバクシャ・イン・USA』(岩波新書)、『スクリュー音が消えた』(新潮社)、『秘密のファイル』(新潮文庫)、『米中冷戦と日本』(PHP)、『仮面の日米同盟』(文春新書)などがある。
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