米軍のイラク攻撃を指揮するドナルド・ラムズフェルド国防長官(70)は、周囲にオーラを発散する存在感のある人物である。若い頃、「共和党のケネディ」として将来を嘱望され、米史上最年少で国防長官に就き、今回が2度目のお勤め。歯に衣着せぬ発言で知られ、「仏独は古い欧州」発言はシラク仏大統領を激怒させたが、「欧州の現実を言い当てている」(仏紙ルモンド)との評価もある。 この発言を機に、米国では国連安保理決議に強硬に反対したフランスへの反感が高揚、「イラクに続く標的は、北朝鮮でなくフランス」という笑えない話も出ている。
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