今年2月に就任したばかりの韓国の盧武鉉大統領が、側近の選挙資金不正疑惑や支持率低下、野党の攻勢強化で早くも内政危機に直面している。 野党・ハンナラ党の金秉浩広報委員長は「大統領はカエルだ。オタマジャクシの時代を忘れ、いつまでもしゃべり続け、時々哀しく鳴き、どこに跳ぶか分からない」と攻撃した。野党からは長年政権を離れている恨み節が聞こえるが、けんかを売られた大統領は12月に直接有権者の信を問うと述べ、異例の国民投票実施を提案した。 経済、外交で難題が山積みなのに、韓国は伝統的な内政動揺が予想される。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン