スイス「極右台頭」は真実にあらず

執筆者: 2004年1月号
カテゴリ: 国際 金融
エリア: ヨーロッパ

国民党の躍進はむしろバランス感覚のあらわれ。「政治の安定」を願うスイスの伝統は変わらない。[ジュネーブ発]十二月十日午前、スイスの国民はテレビの生中継に釘付けになった。この日、首都ベルンの連邦議会で開かれた両院総会で、七人の閣僚を選ぶ選挙が行なわれた。焦点は外国人の入国規制強化など過激な発言で「極右」扱いされる下院議員のクリストフ・ブロッヒャー国民党(SVP)チューリヒ支部長が入閣するかどうか。閣僚は毎年輪番で大統領を務めるため、同氏が入閣すれば、四年の任期中に「スイスの顔」になる可能性があるからだ。

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池内恵の中東通信

池内恵(いけうちさとし 東京大学教授)が、中東情勢とイスラーム教やその思想について日々少しずつ解説します。

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