企業会計基準をめぐる米欧の対立に気をとられているうちに、中国が「アジア代表」の顔をし始めた。日本が本当にやるべきことは何か。 資本主義のアジア代表は日本だというのが日本の常識だが、アングロサクソン、つまり米英の基準からすれば中国が日本にとって代わる日が近いかもしれない。ドラマは、資本主義の要である企業会計の国際標準を決める国際会計基準理事会(IASB=本部ロンドン)を舞台に起きている。その理事会メンバーとして早晩中国が日本と肩を並べ、アジア代表に選ばれる情勢だという(二〇〇三年十二月二十六日付、日本経済新聞朝刊)。
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