昨年12月24日、つまりクリスマスイブに、ナイジェリア中部プラトー州の州都ジョス市内で爆弾テロが発生しました。爆発はキリスト教徒が多く集まる屋外市場など7カ所で発生し、少なくとも80人が死亡したと伝えられています。
同じ日、やはりナイジェリアの北東部に位置するボルノ州のマイドゥグリでキリスト教会が襲撃され、牧師ら6人が殺害されました。その一週間後の大晦日、今度は首都アブジャの市場で爆発があり、4人が死亡しました。
クリスマスイブの爆発と教会襲撃で犯行声明を出したのは、「ボコ・ハラム」という組織です。「ボコ」はナイジェリア北部で話されているハウサ語で「西洋の知」「西洋の教育」などを意味し、「ハラム」はアラビア語で「禁忌」を意味します。ボコ・ハラームはその名の通り「西洋の知」を拒否する組織です。
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