やや旧聞に属するが、7月末の金正日労働党総書記の訪露について、モスクワのロシア消息筋は筆者に対し、総書記の訪露中、北朝鮮がロシア側に対空ミサイルシステム、S300とS400の供与を求めたとの情報を明らかにした。
S300は現在のロシア軍の主力対空ミサイルで、S400はそれを更新した最新型。米国のパトリオットミサイルに匹敵するといわれ、まだロシア軍にも首都や南部カフカス地方を防衛する数師団にしか配備されていない。ロシアはインドやイラン、トルコなどに売り込みを図っているが、まだどこにも輸出されていない。
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