9月8日にロシアの長距離爆撃機Tu95二機が日本列島を一周半したことは、極東ロシア軍の軍事行動拡大を示すものとして日本側にショックを与えた。旧ソ連時代には爆撃機が日本列島を一周することはあったが、一周半は初めて。ソ連崩壊後は初めてであり、オホーツク海上空では空中給油も行なった。
ロシア側は「通常訓練の一環」とし、「公海上を飛行したもので、領空侵犯は一切なかった」と強調した。翌9日には、太平洋艦隊の24隻が宗谷海峡を通過しており、これほどの艦船が一斉に宗谷海峡を通過したことも初めてだった。
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