北朝鮮の金正日総書記死去を受け、日本のメディアは読売新聞が「肩書も威信もない正恩氏、軍の暴発ふせげるか」と報じたのをはじめ(12月22日8時52分配信)、軍の混乱を危惧する報道が数多くなされた。
軍隊には部隊序列や指揮系統が厳然と存在する。戦時を基本として考えられた軍規には、指揮官の不在時における指揮代行、すなわち権限の委任基準が明示されている。指揮官が不在の事態に陥った軍において、「指揮権限の所在」は、改めて考慮決定されるものではなく、間髪を入れず、自動的に委譲継承されるように定められている。金正恩による全軍に対する指揮権掌握の宣言は、当然であって驚くにあたらない。
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