米国東部コネティカット州の小学校で昨年12月14日、児童20人を含む26人が銃乱射の犠牲となる痛ましい事件が起きた。筆者が勤務する新聞社はニューヨーク駐在の記者2人が現場に駆けつけた。筆者はワシントンの支局で情報を集めながら、犠牲者の多くが子供だったことに打ちひしがれた米社会で、銃規制の強化を求める声が高まることを予想した。
予想通り、オバマ大統領は事件を受け、バイデン副大統領を責任者とする政府間委員会を設置して包括的な銃犯罪対策を取りまとめ、2013年1月中に議会に提案する方針を明らかにした。

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