【インタビュー】ビクター・チャ(米ジョージタウン大学准教授) 北朝鮮をテストするためにアメリカは譲歩し対話した

執筆者:草生亜紀子 2007年7月号
エリア: 北米 アジア

一九九四年の米朝枠組み合意、二〇〇五年の六カ国協議共同声明、今年二月の共同文書――北朝鮮は約束を決して守らず、歴史は繰り返した。アメリカの判断に誤りはなかったのか、前米国次席代表に聞いた。 北朝鮮とは二国間対話をしないはずだった米ブッシュ政権が、今年一月のベルリンでの米朝首席代表会談を皮切りに、北朝鮮に対する姿勢を強硬路線から転換したかに見える。その引き金になったとされる大統領宛の「メモ」を作成したNSC(国家安全保障会議)日本・朝鮮部長で、六カ国協議次席代表を務めたビクター・チャ氏が、四月末、政権を離れてジョージタウン大学に復職した。六月十日、来日したチャ氏にアメリカの姿勢転換の真意を聞いた。

カテゴリ: 軍事・防衛
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執筆者プロフィール
草生亜紀子(くさおいあきこ) 翻訳・文筆業。NGO職員。産経新聞、The Japan Times記者を経て、新潮社入社。『フォーサイト』『考える人』編集部などを経て、現職。
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