世界で普及が進む太陽電池。なかでも、二〇〇四年に年間の新設量(出力ベース)で日本を抜いて世界首位に立ったドイツでは、太陽電池モジュール(主要部品)を扱う企業だけで四十社を超える。これらドイツ企業は主に自国向けに生産・出荷していたが、環境ビジネスとしての中国市場に食指を動かす。 その一例がコナジー社だ。同社は自社ブランド製品を他企業に委託生産(OEM)して販売していたが、今年二月に太陽電池モジュールを自社生産すると発表。その出荷先としてアジア地域をにらみ、韓国で太陽光発電所を建設する意向だ。五月下旬には上海に事業所を新設した。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン