共和、民主両党の大統領候補指名獲得争いの今後の方向性を決めることになるスーパー・チューズデーが3月1日に行われ、全米10州以上で一斉に予備選挙、党員集会が実施された。共和党では合計595名、民主党では合計865名の代議員がそれぞれ選出された。共和党では実業家兼テレビパーソナリティーのドナルド・トランプ氏が、また、民主党ではヒラリー・クリントン前国務長官が他候補を寄せ付けない強さを示し、それぞれ指名獲得に向けて大きく踏み出す結果となった。
「リベラル派の牙城」でも勝利
最初に、スーパー・チューズデーが民主党の指名獲得争いにもたらした意義について検証したい。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン