深いトコロを「伝える技術」
深いトコロを「伝える技術」 (7)

ポケトーク社長/松田憲幸さん:社長直伝、同時通訳を超えた「AI同時翻訳」の使い方と楽しみ方

執筆者:フォーサイト編集部 2025年7月1日
タグ: 日本 AI
AI通訳機「ポケトーク」を使えば、ネイティブスピーカーが話す英語であってもほぼ正確に翻訳することが可能だ(写真はポケトーク社提供)
AI通訳機「ポケトーク」を開発・販売するポケトーク株式会社社長の松田憲幸氏は、言語の壁をテクノロジーの力で乗り越えることを目標に「ポケトーク」を開発した。AI翻訳技術やビジネス現場での使い方などについて話を聞いた。ビジネスパーソンが海外ビジネスで使用するその実力とは。

――海外で働く日本のビジネスパーソンが言葉の壁でつまずくことは多いのでしょうか。

 リスニングとスピーキングの両方で困っています。中でも英語を完璧に聞けないことで、次の会話や質問をすることができない方が多いです。AI(人工知能)通訳機を利用することで、相手の話す英語が理解できるようになり、積極的に質問してコミュニケーションをとることができます。アメリカでは英語ができないというだけでビジネスが円滑に進まないリスクがありますので、ビジネスの成果に大きな影響を及ぼします。

 私が翻訳機を開発した理由は、「言語の特性上、日本人にとって英語を習得するのは難しい」という危機感からです。多くの日本人は英語に強い苦手意識を持っています。テクノロジーでこの問題を解決したいと長年思っていましたが、その未来が現実になってきました。

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カテゴリ: カルチャー
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