トランプ時代の中東(1)シリア反体制派はよりあからさまに見捨てられる

執筆者:池内恵 2016年11月13日
カテゴリ: 国際 外交・安全保障

 トランプ大統領のもとで、米国の中東政策はどう変わるか。

 選挙戦中の発言や、トランプの中東政策に影響を与えそうな側近の発言などを手掛かりに、この欄で数回に分けて、シリア内戦問題やイラン核合意などの個別の課題について、順次見通しを示しておこう。

 ただし現時点での見通しは、あくまでも選挙期間中の候補者の発言に基づくものであり、当選するかどうか分からない段階で集まってくる支援者・助言者の見解、あるいはそれらを総合した観測などを勘案して推測するものでしかない。実際に米国がトランプ大統領のもとで制度的意思決定を行い政策を実施することになる政策を現時点で正確に把握することは、不可能な作業である。

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執筆者プロフィール
池内恵 東京大学先端科学技術研究センター、グローバルセキュリティ・宗教分野教授。1973年生れ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程単位取得退学。日本貿易振興機構アジア経済研究所研究員、国際日本文化研究センター准教授を経て、2008年10月より東京大学先端科学技術研究センター准教授、2018年10月より現職。著書に『現代アラブの社会思想』(講談社現代新書、2002年大佛次郎論壇賞)、『イスラーム世界の論じ方』(中央公論新社、2009年サントリー学芸賞)、『イスラーム国の衝撃』(文春新書)、『【中東大混迷を解く】 サイクス=ピコ協定 百年の呪縛』 (新潮選書)、 本誌連載をまとめた『中東 危機の震源を読む』などがある。個人ブログ「中東・イスラーム学の風姿花伝」(http://ikeuchisatoshi.com/)。
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