
アフリカでも最大規模の都市であるナイジェリアの旧首都ラゴスでさえ、電力消費量は世界で最も少ない(C)AFP=時事
アフリカ経済がどんどん悪くなっている。今年、南アフリカはおそらくゼロ成長で、ナイジェリアとアンゴラはマイナス成長であったろう。いずれ国連が公表するであろうドル価GDP(国内総生産)では、まちがいなくそうだ。モザンビークやガーナは前世紀末のように、再び「構造調整」下に置かれることになるかもしれない。構造調整とは、外債を返せなくなった国が、債務を繰り延べしてもらう代わりに、世界銀行とIMF(国際通貨基金)の政策管理を受けることをいう。モザンビークやガーナの金の借り方はメチャクチャだった。

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