日本貿易振興機構(JETRO)にはこれでもかと仕事が降りてくる。TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)、新輸出大国コンソーシアム、対日投資促進、地方創生、農水産品輸出促進、加えて昨年末には対露経済関係強化も加わった。アフリカ関連では、TICAD VI(第6回アフリカ開発会議)で安倍晋三首相が約束した日本アフリカ官民経済フォーラムがあり、JETROが事務局を担うことになっている。
仕事が入ってくるのはとてもいいことだ。プロジェクトが続々とつくられるのは政府が機能している証拠であり、それに応じて成果が出るのは、日本経済が政策に敏感に反応している証左である。
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