トランプ政権「閣僚・重要ポスト人名録」 (2)

ジョン・ケリー国土安全保障長官、ラインス・プリーバス大統領首席補佐官

執筆者:足立正彦 2017年2月1日
エリア: 北米
 

3.ジョン・ケリー国土安全保障長官(66)

 米国内のテロ対策や不法移民対策、国境管理などを担当する。中南米地域と西インド諸島を担当地域としている米南方軍(SOUTHCOM)司令官を務めていた元海兵隊大将。米国内への不法移民流入を阻止するため、メキシコとの国境警備を厳しくする必要性を以前から主張している人物である。

 

 トランプ政権では、前出のジェイムズ・マティス国防長官やマイケル・フリン大統領補佐官、そしてケリー氏など、退役軍人が多く起用されているのも特徴の1つ。

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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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