トランプ政権は「イラン核合意」をなぜ破棄しないのか?
トランプ政権が発足してまだ20日しか経たないが、矢継ぎ早に大統領令を発し、様々な政治的社会的混乱を招く中、イランがミサイル実験を1月29日に行った。トランプ政権の安全保障担当大統領補佐官であるフリン氏がイランに対して「警告する(on notice)」といった攻撃的な姿勢を見せたことで、新政権はさらなる火種を抱えることとなった。
「核合意の破棄」を主張していたが
トランプ大統領は選挙期間中から、イラン核合意は「ひどい取引」であり、イランに1500億ドルをプレゼントしたものであり、大統領になったら最初の仕事として核合意を破棄する、と主張していた。
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