北京でもテロ発生、「一二〇路線」のバスが炎上――真偽は定かでないものの、密かに流れた情報がある。それ以外にも次々と……。「やはりというか、いよいよというか」――国務院の中堅幹部は不安を隠さない。北京の中心部を走る路線バスが「七月三十日の夜遅く炎上した」との未確認情報が一部を駆けめぐった。この幹部がよく利用する路線だったため、「地方に住む友人(の高級幹部)が大丈夫かと電話してきて、初めて知った」という。そこで周辺に当たると、「関係者には緘口令」「ネット情報はすべて削除」「現場責任者は直ちに解任」などが明らかに。事件か事故が起きたのは間違いなさそうだが、「輪郭も被害規模も見えない」という。
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