仏「黄色いベスト運動」考(下)どこに向かうのか

執筆者:国末憲人 2018年12月26日
エリア: ヨーロッパ
頂点まで一気に駆け上がった頃の清新さは薄れたが、可能性はまだあるマクロン大統領 (C)AFP=時事

 

 ウィーンを拠点に活動するブルガリア人政治学者イワン・クラステフ(Ivan Krastev)は、欧州を代表する評論家としての評価を固めつつある。世界各地の古今の事例にスラブ的なブラックユーモアも交えて綴る文章や、洞察に満ちた警句ととぼけた笑いをちりばめたスピーチは、専門家以外の受けも上々である。特に、欧州型ポピュリズムを論じた2017年の著書『アフター・ヨーロッパ』は欧州各国語に翻訳され、翌年には邦訳(庄司克宏監訳、岩波書店)も出た。

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執筆者プロフィール
国末憲人 1963年岡山県生まれ。85年大阪大学卒業。87年パリ第2大学新聞研究所を中退し朝日新聞社に入社。パリ支局長、論説委員、GLOBE編集長を経て、現在は朝日新聞ヨーロッパ総局長。著書に『自爆テロリストの正体』『サルコジ』『ミシュラン 三つ星と世界戦略』(いずれも新潮社)、『ポピュリズムに蝕まれるフランス』『イラク戦争の深淵』『巨大「実験国家」EUは生き残れるのか?』(いずれも草思社)、『ユネスコ「無形文化遺産」』(平凡社)、『ポピュリズム化する世界』(プレジデント社)など多数。新著に『テロリストの誕生 イスラム過激派テロの虚像と実像』(草思社)がある。
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池内恵の中東通信

池内恵(いけうちさとし 東京大学教授)が、中東情勢とイスラーム教やその思想について日々少しずつ解説します。

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