狼煙を上げた知識層の激烈「習近平批判」(上)鄧小平の「長男」と元党幹部

鄧小平氏の長男・鄧樸方氏の「批判」演説は、海外華字サイトでも大きく取り上げられた(『中央通訊社』HPより)

 

 中国の習近平国家主席にとって、中国共産党の一党独裁体制の維持と安定が最優先事項であることは、これまでも言及してきた。特に共産党の絶対的支配・指導を強調したものとして、昨年12月の改革開放40周年での演説が挙げられる。習主席は演説の中で「改革すべきでない、また改革できないことは断固として変えない」と強調した。

 海外の華字紙はこれを「不改論」と名付け、選挙や言論の自由、中国共産党に対する監督制度や司法の独立といった政治改革は不可能だということを印象付けたのだった。

カテゴリ: 政治 社会 カルチャー
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執筆者プロフィール
野口東秀 中国問題を研究する一般社団法人「新外交フォーラム」代表理事。初の外国人留学生の卒業者として中国人民大学国際政治学部卒業。天安門事件で産経新聞臨時支局の助手兼通訳を務めた後、同社に入社。盛岡支局、社会部を経て外信部。その間、ワシントン出向。北京で総局復活後、中国総局特派員(2004~2010年)として北京に勤務。外信部デスクを経て2012年9月退社。2014年7月「新外交フォーラム」設立し、現職。専門は現代中国。安全保障分野での法案作成にも関与し、「国家安全保障土地規制法案」「集団的自衛権見解」「領域警備法案」「国家安全保障基本法案」「集団安全保障見解」「海上保安庁法改正案」を主導して作成。拓殖大学客員教授、国家基本問題研究所客員研究員なども務める。著書に『中国 真の権力エリート 軍、諜報、治安機関』(新潮社)など。
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