体制内「分裂」「批判噴出」で揺らぎ始めた習近平「独裁」の権威

武漢市の病院の壁にはこんな絵が。「必ず勝つ」と台詞は力強いが、どこか存在の軽さが……(C)AFP=時事
パンデミック(世界大流行)となった「新型コロナ禍」は国際秩序をどう変えるのか――。
わけても米中の覇権争いの行方はどちらに有利に運ぶのか――。
この点について、中国の習近平政権指導部は、世界の目が中国に対し厳しくなる可能性があるとみて危機感を募らせている。
この2週間ほどで、急速に世界の中国を見る目が変わったことにより、指導部に近い中国のシンクタンク関係者は、中国を取り巻く状況に我慢できなくなり、指導部に直言したという。

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