灼熱――評伝「藤原あき」の生涯(57)

執筆者:佐野美和 2019年6月23日
タグ: 日本
エリア: ヨーロッパ アジア
自著『雨だれのうた』(昭和22=1947=年刊より。撮影年不詳だが、義江と結婚できた幸せの頂にいたころ)

 あきが海のはるか向こうにいる夫に書く手紙は続く。

 

〈東京日日新聞に「藤原義江クン大威張り」という見出しで、NBC社と三カ年の契約が成立したと出ています。(実際は3カ月。3年は誤報)ほんまかいな。ほんとうにそうなら何より素敵ね。

 お金お金ってばかり言って、少し気がさすけれど、そんなら、お金もまとまってもうかるのでしょう。それが何よりうれしい。どうぞどうぞ、真実でありますように……。どうぞ数万ドルもうかりますように。数十万と言わないところが、私らしくて可愛いでしょう? 6月15日午前〉

カテゴリ: カルチャー
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執筆者プロフィール
佐野美和(さのみわ) 政治キャスター。東京都八王子市出身。株式会社チェリーブロッサムインターナショナル代表取締役。大学在学中、フジテレビの深夜番組として知られる『オールナイトフジ』のレギュラーメンバー「オールナイターズ」の一員として活躍した。1992年度ミス日本に選ばれる。TBSラジオのパーソナリティ、TBSラジオショッピングの放送作家を経て、1995年から2001年まで八王子市議会議員として活動。以後はタレントとしてテレビ出演のほか、講演会も精力的に行う。政治キャスターとしてこれまで600人以上の国会議員にインタビューしている。主な書籍に『アタシ出るんです!』(KSS出版)、『あきれたふざけた地方議員にダマされない!』(牧野出版)などがある。
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