庶民派「韓流」がエリート「総統」に挑む台湾総統選の構図

執筆者:野嶋剛 2019年7月20日
カテゴリ: 国際 政治 社会
エリア: 中国・台湾
一時の失速から勢いを取り戻した韓氏(C)AFP=時事

 

 来年1月に控えた台湾の総統選をめぐり、国民党の正式な総統候補はこのほど、高雄市長の韓国瑜氏になることが党内予備選挙の結果、確定した。シャープを買収した巨大企業「鴻海(ホンハイ)精密工業」の創業者である郭台銘(テリー・ゴウ)氏らは予想外の大差で韓氏に屈した。

 総統選挙は、民進党から再選を目指す現職の蔡英文総統と韓氏が戦うことになったが、韓氏は国民党のなかでも非主流派で「庶民性」を売りにしており、エリート中のエリートとして育ってきた蔡氏とは対照的な対決構図となる。

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執筆者プロフィール
野嶋剛 1968年生れ。ジャーナリスト。上智大学新聞学科卒。大学在学中に香港中文大学に留学。92年朝日新聞社入社後、佐賀支局、中国・アモイ大学留学、西部社会部を経て、シンガポール支局長や台北支局長として中国や台湾、アジア関連の報道に携わる。2016年4月からフリーに。著書に「イラク戦争従軍記」(朝日新聞社)、「ふたつの故宮博物院」(新潮選書)、「謎の名画・清明上河図」(勉誠出版)、「銀輪の巨人ジャイアント」(東洋経済新報社)、「ラスト・バタリオン 蒋介石と日本軍人たち」(講談社)、「認識・TAIWAN・電影 映画で知る台湾」(明石書店)、「台湾とは何か」(ちくま新書)。訳書に「チャイニーズ・ライフ」(明石書店)。最新刊は「タイワニーズ 故郷喪失者の物語」(小学館)。公式HPは https://nojimatsuyoshi.com
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