昭和から平成、令和へと時代が変わり、炬燵のない食卓が増えてもなお、「みかん」はまぎれもない日本の冬の風物詩だ。和歌山をはじめとする産地で年間70万トン以上が生産され、自給率は100%超。日本の代表的な果物と言える。
一見、外国には「勝機」のなさそうな日本のみかん市場だが、そこへ進出したのが南半球に位置するペルーである。
日本と気候が反対のため、国産みかんがあまり出回らない夏に「商機あり」というわけで、2018年に温州みかんの輸入が解禁。その第1弾が2019年夏に店頭に並んだ。2020年も第2弾が予定されている。
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