「ゴーン」と「フジモリ」逃亡劇の「違い」と「結末」

執筆者:遅野井茂雄 2020年1月14日
カテゴリ: 政治 社会
ホテルニューオータニで会見に臨むフジモリ元大統領(C)時事

 

 日産自動車の元会長カルロス・ゴーン被告が日本の裁判を逃れ、国籍のあるレバノンにまんまと逃亡した時から、筆者にはもう1人の重要人物の逃亡劇が重なり合い、頭から離れないでいる。

 置かれた状況は全く正反対で、現在はペルーで25年の刑に服しているアルベルト・フジモリ元大統領の逃亡である。

 ゴーン被告は、ブラジルの有力紙『エスタド・ジ・サンパウロ』とのインタビューで、

「逃亡を成功させるには、素早く出し抜く必要がある」

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執筆者プロフィール
遅野井茂雄 筑波大学名誉教授。1952年松本市生れ。東京外国語大学卒。筑波大学大学院修士課程修了後、アジア経済研究所入所。ペルー問題研究所客員研究員、在ペルー日本国大使館1等書記官、アジア経済研究所主任調査研究員、南山大学教授を経て、2003年より筑波大学大学院教授、人文社会系長、2018年4月より現職。専門はラテンアメリカ政治・国際関係。主著に『試練のフジモリ大統領―現代ペルー危機をどう捉えるか』(日本放送出版協会、共著)、『現代ペルーとフジモリ政権 (アジアを見る眼)』(アジア経済研究所)、『ラテンアメリカ世界を生きる』(新評論、共著)、『21世紀ラテンアメリカの左派政権:虚像と実像』(アジア経済研究所、編著)、『現代アンデス諸国の政治変動』(明石書店、共著)など。
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