風の向こう側 (76)

ついに開催「7つのメジャー」初戦「全米プロ」で気になる選手

執筆者:舩越園子 2020年8月6日
タグ: アメリカ 日本
エリア: アジア 北米
試合直前、会場で課題のパット練習に余念がない松山(C)AFP=時事

 

 グラスの中に水が半分。これを「半分しかない」と悲観的に受け取るか、それとも「半分もある」と楽観的に受け取るか。できることなら、いつなんどきもポジティブ思考で「半分もある」と思いたい。

 そして、そういうポジティブ思考ができれば、コロナ禍でスケジュールが大幅変更された世界のゴルフ界の現在と未来も、思い切り前向きに捉えることができる。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、今季はメジャー4大会の予定もすっかり狂い、本来なら4月に開催されるはずだった「マスターズ」、5月の「全米プロ」、6月の「全米オープン」はいずれも延期され、7月に開催予定だった「全英オープン」は中止された。

カテゴリ: 社会 スポーツ
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執筆者プロフィール
舩越園子(ふなこしそのこ) ゴルフジャーナリスト、2019年4月より武蔵丘短期大学客員教授。1993年に渡米し、米ツアー選手や関係者たちと直に接しながらの取材を重ねてきた唯一の日本人ゴルフジャーナリスト。長年の取材実績と独特の表現力で、ユニークなアングルから米国ゴルフの本質を語る。ツアー選手たちからの信頼も厚く、人間模様や心情から選手像を浮かび上がらせる人物の取材、独特の表現方法に定評がある。『 がんと命とセックスと医者』(幻冬舎ルネッサンス)、『タイガー・ウッズの不可能を可能にする「5ステップ・ドリル.』(講談社)、『転身!―デパガからゴルフジャーナリストへ』(文芸社)、『ペイン!―20世紀最後のプロゴルファー』(ゴルフダイジェスト社)、『ザ・タイガーマジック』(同)、『ザ タイガー・ウッズ ウェイ』(同)など著書多数。最新刊に『TIGER WORDS タイガー・ウッズ 復活の言霊』(徳間書店)がある。
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