インテリジェンス・ナウ
米情報コミュニティが大統領にリベンジか:トランプ陣営の「サプライズ」は失敗
米大統領選の最終盤で予想通り、民主党候補、ジョー・バイデン前副大統領のウクライナ疑惑がまた頭をもたげた。ドナルド・トランプ米大統領は昨年来、バイデン氏の息子ハンター氏が役員をしていたウクライナの大手ガス会社「ブリスマ」を舞台にした疑惑を追及してきた。
10月14日に保守系の米タブロイド紙『ニューヨーク・ポスト』がその疑惑をめぐって際どい新情報を報道、一時は「オクトーバー・サプライズか」と騒がれた。22日に行われた最後のTV討論会でトランプ大統領が冒頭、この問題を激しく追及したことからみて、トランプ陣営はこれをバイデン攻略の切り札の1つにしようとしたに違いない。
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