ユーラシア情勢の中で、トルコの動きが注目を集めている。昨年の北シリア軍事作戦、リビア内戦への軍事関与強化、今年に入ってはキプロス周辺の天然ガス採掘をめぐる周辺国との対立、ナゴルノ・カラバフ紛争でアゼルバイジャンへの軍事支援である。
レジェップ・タイイップ・エルドアン政権のこのような対立や介入の背後にある動機や思惑は何か。
筆者は現在のこのようなトルコの対外政策が、
(1)内政におけるイスラム・民族主義ポピュリズムの外交への投影、
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